【アンダーフィル】ロジックボード基板修理・ICチップ固定接着ゲル液体
スマホやタブレットのデータ復旧をするために起動しないや反応が無い状態から正常に起動させるためには、ハードウェアかソフトウェア・システム損傷か原因を切り分けるために最初は物理的な接続コネクターケーブルの取り替えや着脱などで症状が改善するか?変化があるのか試す事からさらに複雑になるロジックボード基板をテスターの導回路導通チェックで問題解決方法の原因判断をします。
基板をじっとながめて見ていると、小さなパーツが何やら燃えて焦げていたり水没してカビが生えた様にた形跡が緑青・白いで見て取れれば損傷している箇所を目視で見つける事もできてしまう場合もありますが、何も異変が目で見て分からず?どこが壊れているか?検討もつかない事もあります。
小さなコンデンサー・MOSFETは電気の適切な流れ制御する川の流れを調整するダムの様な役割をしています。川の水が多すぎると周辺の地形が崩れたり流れが早すぎて人が死んでしまうので、電子機器のロジックボード基板の表面実装(SMTと英語で略して呼びます)に大小と四角い黒や銀色のパーツがいっぱい取り付けられています。この中のどれかが壊れている事で起動しない原因になっている事があります。
スマホの中身のコンピューター基板には専門的な知識や経験が無いと判断が難しいたくさん小さなICチップやCPU/GPUなど半導体チップがハンダ鉛の溶接で取り付けられています。故障を修理で直すためにはヒートガンやハンダゴテを使い350℃など高温で加熱溶接します。
取り付けにも修理して直すのもリボール・ソルダーバンプの作業が必要になり、上手く診断してちゃんと直す事ができる様になるととても嬉しく、それよりも通常のiPhone/スマホの修理作業の種類の中ではICチップやロジックボード基板の修正・修理作業というのは単純に画面を交換したりバッテリーを交換するよりは倍以上の時間がかかる事もありますが、時間/納期に比例して25,000円や55,000円などより多く値段の高い修理作業費用をお客様から頂く事ができる難解な作業になりますので、作業をした担当者は修理が完了したら楽しく嬉しい気持ちになります。
Wylie WL-108 BGA(Underfill Glue)アンダーフィルが無いと、そんな嬉しい出来事がお店の信頼を失いお客様が二度と利用したくなくと考えられてしまうほどの事件に・・・。
ICチップを取り外してから新しい物を取り付けるのですから、取り外す際に「なんだか接点にクッキーのような黒いゲルが付いててキレイに取り剥がすのが面倒だな・・・。」とヒートガンで炙りながら剥がしているそれがアンダーフィルです。なぜ取り付けられているかというと放熱と固定の機能のために使われています。
今後ずっと利用する用途ももちろんある端末ですから仕上がりを良くし故障の再発しないようにアンダーフィルを塗布しないと簡単な衝撃で同様の箇所が故障してしまいお客様に嫌な思いをさせてしまう可能性が多くあるのですが、GPUなどCPUのリボール修理作業をする担当者の人でも修理仕上がり後に固定液剤で接着する事をしていない事が多いのですが液剤は高価ではありませんので当店では仕上がり後には必ず固定する様にしています。
互換性ディスプレイに単純に取り替え交換した際のディスプレイに関する重要なメッセージのエラー警告をを発生させない、ディスプレイICチップはフラットケーブル・フレックスケーブル上にICチップがリボール溶接されていますので簡単にはずれてしまう危険性がありますからICチップ周辺は分解やICチップ取り外し前にアンダーフィルで固定されていますので、修理後に何かの衝撃で破損したり外れてしまう事もありますので必ず固定し仕上げます。
アンダーフィルが取り付けられているICチップを取り付け直しした際にはアンダーフィルは取り付ける方が故障の再発の確率を低下させる事ができ適切な組み立て方法になります。
FCとPCBプリント基板との間にハンダ鉛・英:ソルダーバンプが取り付けられます。ハンダ鉛は金属とはまた別で融点が約183℃と低く意外と柔らかい素材です。何かの衝撃でハンダ接続が割れて断線する可能性があるや熱で破損する可能性があります。
ICチップは表面積が小さいほど放熱する作用が低下します、すごい小さいサイズであればあるほど熱くなると言えます。四角いICチップの表面積サイズが大きければ大気中の温度が室温23℃である場合には60℃などアツアツになるICチップは面積が広ければ良く冷却して壊れにくくしてくれますので、空気中の温度より物体として触れている方がより冷却効果も高くなるそうです。
アンダーフィルが広範囲に広がり塗布されている事で冷却する作用にもなり、ステンレスや金属にICチップグリスが触れていればより冷却してくれます。
Adhesive(アドヒーシブ)という英語はスマホやタブレットを分解するお店にとって、接着するという意味があり、頻繁に作業する工程になりますから一度は見聞きする英語になります。覚えにくいのですがアドヒシブでアドヒーシブと読むという形で英語の文字列や日本語読み方の発音を覚えておきます。アンダーフィル・アドヒーシブ・ゲルなどと海外サイトで商品を購入する場合には多用して入力する言葉になります。
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