
【研修者募集】iPhone・スマホ・Windows・Macの基板修理研修|3日間・30万円から
スマホ修理でしっかり利益を残したいなら、画面交換やバッテリー交換だけではなく、基板修理まで対応できる技術が必要な時代になっています。
18年、20年ほど前は、iPhone修理店を開業したりフランチャイズへ加盟したりすれば、比較的早く売上を作れるという印象がありました。しかし現在は、駅前、大手チェーン、ショッピングセンター、スーパーのテナントなど、さまざまな場所でiPhone修理を受け付けています。画面やバッテリーなどの交換修理は価格を比較されやすく、店を開けばすぐに大きく稼げるという状況ではありません。
そこで差が出るのが、他店で「修理できない」「本体交換になる」と案内された起動不良、水没、ショート、データ優先の端末に向き合う基板修理です。たとえば、表面実装されたコンデンサーを1~2個交換して復旧できる比較的軽い作業であれば、2万5,000円程度を修理料金の目安として案内できるケースがあります。一方、故障箇所の特定に時間がかかるものや、IC交換、リボール、配線修復、データ復旧を伴う高難度の案件では、8万円から10万円前後、内容によっては20万円規模になる例もあります。料金は一律ではなく、症状、必要な作業、部品、所要時間、データの重要性などを確認したうえで見積もることが大切です。1件に3~4時間以上かかることもあり、成功や収益を保証できる仕事ではありません。それでも、診断力とマイクロソルダリング技術を身につけることで、交換修理だけでは受けられなかった相談へ対応できる可能性が広がります。
「価格競争だけに頼らず、より専門性の高い修理を仕事にしたい」「基板修理を新しい収益の柱にしたい」と考えている方は、この技術を基礎から学んでみませんか。アップルマック神戸店では、iPhoneを中心に、Androidスマートフォン、Windowsパソコン、Macの基板修理を学びたい方を対象とした3日間の実践研修を実施します。
「画面やバッテリー交換はできるが、起動しない端末を前にすると判断できない」「回路図や測定値の見方が分からない」「リボールの温度や力加減がつかめない」という方へ、診断から作業、確認までの流れをまとめてお伝えします。

交換修理の先にある、基板診断を学ぶ研修です
基板修理は、壊れた部品を見つけて交換するだけの作業ではありません。お客様から症状を聞き取り、落下・水濡れ・過電流・経年劣化などの可能性を整理し、電源ラインや信号ラインを測定しながら原因を絞り込みます。
本研修では、iPhoneのロジックボードを主な教材としながら、スマートフォン、Windows、Macにも共通する電気の基礎、回路の追い方、顕微鏡作業、はんだ付け、部品交換、動作確認を実機中心で説明します。単なる見学ではなく、講師の作業を近くで確認し、受講者自身も工具を扱いながら進めます。
研修で取り扱う主な内容
1.故障症状の聞き取りと初期診断
「電源が入らない」「充電電流が上がらない」「リンゴループを繰り返す」「水濡れ後に反応しない」などの症状から、最初に何を確認するかを整理します。むやみに通電や加熱を行わず、データ優先か本体復旧優先かを判断する考え方も学びます。
2.テスターと直流安定化電源の使い方
デジタルマルチメーターの電圧、抵抗、導通、ダイオードモードの使い分け、黒・赤プローブの当て方、GNDの取り方、正常値との比較方法を説明します。直流安定化電源では、待機時・起動時の電流変化を読み、ショートや起動シーケンス異常の可能性を切り分けます。
3.回路図・スケマティック・ボードビューの読み方
回路図に記載された電源ライン、コイル、コンデンサー、抵抗、ダイオード、IC、信号名を確認し、スケマティックと実際の基板上の位置を結び付けます。すべてを暗記するのではなく、症状に関係する回路を探し、測定するポイントを決める手順を身につけます。
4.顕微鏡観察と水没・腐食の確認
コネクター周辺、シールド内部、IC周辺の腐食、欠損、クラック、焦げ、変色を顕微鏡で確認します。洗浄が有効なケース、部品交換が必要なケース、通電を避けるべきケースを分けて考えます。

5.マイクロソルダリングとリボール
フラックスの量、こて先の選び方、熱風の温度と風量、周辺部品の保護、パッド清掃、はんだボール形成、位置合わせを実演します。ICを外して再装着するリボール作業だけでなく、パッド剥離や配線断線に対するジャンパー修復、細かなチップ部品の交換も取り扱います。
6.修理後の確認と再発防止
起動だけで成功と判断せず、充電、通信、カメラ、音声、センサー、発熱、再起動の有無などを確認します。作業前後の写真、測定値、交換部品を記録し、お客様へ説明できる形に残す方法もお伝えします。

3日間の研修スケジュール例
1日目:電気の基礎と診断
工具の安全な使い方、基板の構造、テスター測定、安定化電源の電流波形、回路図・スケマティック・ボードビューの基本を学びます。正常基板と故障基板を比較し、測定結果から仮説を立てます。
2日目:はんだ付けと部品交換
顕微鏡下でのこて作業、熱風作業、チップ部品の取り外しと取り付け、パッド清掃、ジャンパー配線を練習します。基板や周辺部品を傷めない熱管理を重視します。
3日目:リボールと実践的な故障解析
ICの取り外し、リボール、再実装を行い、実際の故障端末を想定した診断から復旧確認までを通して進めます。受講後に自分で練習を続けるための工具、教材、記録方法、部品調達の考え方も説明します。
対象となる方
- スマホ修理店で基板修理メニューを増やしたい方
- 画面・バッテリー交換から一段上の技術を学びたい方
- 中古端末の修理、データ復旧、故障診断に関わる方
- Windows・Macを含む電子機器修理の基礎を身につけたい方
- 少人数で手元を見ながら実技を学びたい方
研修期間・料金
研修期間は3日間、料金は30万円からです。受講者の経験、対象機種、取り扱う故障内容、使用する教材や機材によって内容と料金が変わる場合があります。日程、研修時間、持参物、教材基板の準備については事前相談のうえ決定します。
3日間ですべての故障を修理できることを保証する研修ではありません。基板修理は継続した練習と安全管理が必要です。研修では、自己流で基板を傷めるリスクを減らし、故障原因を順序立てて考えるための土台を作ることを目標とします。
基板修理を学びたい方はご相談ください
基板修理は、同じ「起動しない」という症状でも原因が一台ずつ異なります。だからこそ、正解だけを覚えるのではなく、回路図を確認し、測定し、仮説を立て、作業後に検証する流れが重要です。
アップルマック神戸店では、現場の作業環境で、iPhone・スマートフォン・Windows・Macの修理につながる基板診断とマイクロソルダリングをお伝えします。研修をご希望の方は、現在の経験、学びたい機種、できるようになりたい作業を添えてお問い合わせください。
※高温の工具、薬品、通電中の基板を扱います。安全上の理由により、研修中は講師の指示に従って作業していただきます。

