ぐしゃぐしゃに変形した iPhone 12 Pro Max を修理する価値はあるか
落とした、ドアなどに挟んだ、踏んでしまった、車に轢かれた、iPhone の壊れ方、壊れ具合には差があります。少しだけ液晶画面のガラスに割れ、ヒビが入ってしまい修理したいと来店されるお客様もおられれば、紛失した先で車にひかれぐしゃぐしゃになってしまい、どうしても修理して欲しいとお願いされるお客様もおられます。
今回ご依頼いただいた iPhone 12 Pro Max は背面ガラスが割れており、ディスプレイも割れて液晶が真っ黒に漏れている部分があり、タッチも効かない。そして本体下側が折れて曲がってしまっている。
そんな端末でしたが、ご郵送でのお修理なので詳細までは伺っておりませんが、かなりの惨状だったことが容易に想像できます。よく聞くのは車に乗る際にドアを閉めようとした時に落ちたスマホに気づかず閉めたことで挟まって折れ曲がる、なんてケースが結構あります。
またタイトなパンツのお尻のポケットにスマホを入れたまま座ってしまった時にボキッとなることも意外とあったりします。
本体の整形をするにあたり、割れた背面ガラスが邪魔だったので最初に背面ガラスの剥がす作業を行いました。その後、割れて交換が必要なディスプレイを取り外し、本体のフレームだけにした状態で整形をしドックコネクタ周りのパーツを復元しました。
バッテリーのエラー表示なしの修理も一緒にご依頼いただいておりましたので、他の部分の異常が無い確認をした段階でバッテリー交換を行い BMS (バッテリー・マネジメント・システム) を純正バッテリーの物を使用し[最大容量=100%]、[バッテリーに関する重要なメッセージ]が出ないと言う、現在施工可能な最良の方法でバッテリー交換を行いました。
ディスプレイを本体に圧着し最後に背面ガラスパネルを貼り付けてしっかり圧着すれば完了です。
今回は全ての作業に、40,000円ほどのお見積もりとなりました。近々 iPhone 15 シリーズが発表されるこのタイミングで、 iPhone 12 Pro Max を修理することに価値はあるのか?これは大いにあると思います。
端末のモデルに関わらず、タッチ操作ができない iPhone ではAndroidと違い、操作をする手段がありません。内部のデータが重要だったり、バックアップが取れていなかったり、引き継ぎが必要なアプリ等がありそのまま端末を変えてしまうことは不可能だと言う要望は多いです。
またスペック的にも2世代前とかなり新しいモデルになるので、スペック的な観点からしても数万円の修理でこれからまた2年や4年使用できることを考えれば価値は十分あると思います。
修理方法、修理する意図、目的はユーザーやケースによって様々ですが、その様々な修理やご相談に対応しますのでお気軽にご相談ください。
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