GARMIN Astro 320がロゴ表示後に消える|猟犬用GPS受信機の修理
今回はiPhoneではなく、猟犬用GPS受信機のロゴマーク起動画面から進まず起動しない修理です、APPLEMAC神戸店に少し珍しい機器の修理依頼がありました。GARMIN(ガーミン)の「Astro 320」。長いアンテナが付いた、オレンジ色と黒のハンディ機器です。
普段はiPhoneやMacを修理していますが、今回は見た目だけでは使い方まで分かりません。お客様に「これ、送信と受信をさせて何をするものなんですか?」と、用途から教えていただきました。知らないものを知っているふりしても仕方ありませんからね。
山に入った犬が、どこにいるのかを確認する道具
お客様のお話では、犬の首輪に取り付けた専用の送信機と組み合わせて、犬がどこにいるのかを手元で確認するために使うそうです。
山で犬が獲物を追いかけていると、画面に犬のマークが表示され、どちらへ動いているのか、途中で止まったのかが分かる。なるほど、人同士で会話するための無線機ではないわけです。
こちらには珍しい電子機器でも、お客様にとっては犬の居場所を確認する大切な道具。使い方を聞いて、故障すると何に困るのかが具体的に分かってきました。
GARMINのロゴが出たあと、画面が消えてしまう
今回ご相談いただいた症状は、電源を入れると画面が一瞬点き、GARMINのロゴが表示されたあと、そのまま画面が消えてしまうというものです。通常の操作画面まで進めず、使える状態になりません。
完全に無反応ではなく、起動しかけて終わってしまうような状態。ただし、この段階で「液晶が悪い」「基板が壊れている」と原因を決めつけることはできません。
まずは電池や接点の状態、表示が消えるタイミング、給電条件による変化などを確認し、原因を絞っていく予定です。「画面が消えるので画面交換ですね」で済ませれば話は早いですが、それで直る根拠はまだありません。部品を交換することではなく、もう一度使えるようにすることが目的です。
受信機の起動不良と、首輪側の電池交換は別のお話


今回お預かりしたAstro 320本体は、単3電池2本を使用します。会話の中では、犬の首輪側に取り付ける送信機の充電式電池についてもご相談がありました。
ただし、今回の修理対象は、手元の受信機が正常に起動しない症状です。 首輪側の電池交換は、現物や型番を確認してから別に判断します。電池が小さいから安く簡単に直せる、とも限りません。どちらの機器の何を直すのか、分けて考える必要があります。
修理料金の目安は22,000円、納期は1〜2週間
受付時には、修理料金の目安を22,000円、納期は1〜2週間とお伝えしました。
今回の症状に対するご案内であり、すべてのAstro 320を同じ料金・日数で修理できるという意味ではありません。故障原因や必要な部品、修理の可否はこれから確認します。診断後に料金や納期の変更が必要になった場合は、作業を進める前にお客様へご相談します。

これが直ったら、まだ3台ある。次はシシ肉の干し肉で?
お客様からは、「これが直ったら、ほかにも送信機や受信機が3つくらいあるから、そっちも直してほしい」とお話をいただきました。
そういうことなら、まずはこの一台を何とかしたい。でも、お話をしているうちに、僕はだんだん修理代よりも別のものが気になってきました。
「もうお金はええから、とりあえずシシ肉の干し肉持ってきてくださいよ!」
これから、そんなお付き合いをするのもいいなと思っています。もちろん、今回ご案内した22,000円のお見積もりとは別のお話です。何でも無料で修理しますという意味ではありません。そんなことをしたら、うちの店が先に壊れます。
でも、修理して、お金をいただいて、はい終わり。それだけではなく、機械を直したことがきっかけで、こういうお付き合いが始まるのは面白いですよね。僕は電子機器を直して、お客様には山や犬のことを教えてもらう。そこにシシ肉の干し肉まで登場したら、なかなか楽しい修理屋じゃないですか。
まだ修理結果は出ていません。簡単に「絶対直ります」とは言えませんが、もう一度山で使える状態にして、「直りましたよ」とお渡ししたい。そして、残りの機器も安心して任せてもらえるようにしたいです。
干し肉につられているのか、人との付き合いがうれしいのか。たぶん両方です。まずは目の前のこの一台、良い修理結果になるように、マジで本気で頑張ります。
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