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電源ボタンをおすと、それまで真っ暗だった画面に、黒い背景の中に白色のリンゴがポッと浮かび上がる。
少し見つめていると、リンゴが消え、最初の画面が立ち上がる。

Androidの起動時の色々出てくる画面や文章にイライラしてしまうせっかちなところもある店長ですが、このリンゴが出て消えて立ち上がる、それでいて会社のシンボルをユーザーに植え付ける。このスムーズでシンプルなオープニングを考えた人は本当に天才だなと感じます。

このリンゴマークを見ると、MacBookでもiPodでも、AppleWatchでも、あ、起動するなと勝手に思い立ち上がりを想定しディスプレイを確認することがもう無意識に体に染みついていると思いますが、消えた途端またリンゴ、またリンゴ、っていうかリンゴもいつもより長い気がする。。
とこんなことが結局いつまで経ってもリンゴ。リンゴ。の繰り返し。

こんな症状が巷では[リンゴループ]と呼ばれてかなりの年月が経ちました。
Apple公式では、【電源は入るのに起動中に動かなくなる場合】という表現が用いられ、リンゴループという言葉は用いられていませんので、公式ワードではありませんがジーニアスバーのお兄さんに言っても伝わる言葉となっています。
原因は多々あり、原因についてのお話は避けますが、強制再起動だったり、iTunesの接続操作により復旧することもあるライトな症状から、物理的修理や部品交換や初期化が必要なヘビーなものまであるのでこの症状になった途端心臓が止まりそうになった方も多いのでは無いでしょうか?

AppleWatch series8 45mm GPS モデルのループ症状の復旧依頼をお受けしたわけですが、こちらはずばり汗や水滴による【浸水】が主な原因と言えます。[水没]という表現をあえて使わなかったのは、中まで水浸しになり水の影響による漏電やショート、焼損があったわけではなかったので、敢えて【浸水】と表現させて頂きました。

画像でわかるように、スリープボタンや、マイクの穴、デジタルクラウン周辺にまでびっしりアルミの腐食が白色に発生していることが分かります。剥がしたディスプレイの接着部分にも隙間に入り込んだ不純物の乾燥したものと一緒にアルミの腐食の白化した粉がたくさん付着していることが分かります。
こちらのループのトラブル原因としては、スリープボタンとボディの隙間に浸水が継続的にあり、内部のスリープボタンパーツがアルミの腐食を起こし続け、アルミの腐食による白化によりボディとボタンが固着してしまい、白化した粉末が増え続けることで圧力がかかりボタンスイッチが押されたままになってしまい、それによりWatchOSが異常と判断したことによる[リンゴループ]であると判断しました。

還暦祝いに娘からの贈り物 AppleWatch 8 45mm ループ復旧修理

分解により原因が特定でき、またパーツとしての破損が見られたスリープボタンを交換することにより改善できると判断し、店頭にある在庫端末から同じ正常な部品を調達することで交換、正常な起動が確認できました。

このAppleWatch series8 45mmのオーナー様は、娘様方から還暦祝いに貰った大切な時計なので永く愛用したいという想いからお修理をご依頼下さりました。
これからも大切な時を刻んで行って欲しいなという思いも込めてお仕事させて頂きました。

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