スマートウォッチにも様々な機能、デザイン、スタイルがありますが、 GARMIN Fore Athlete 735XTJ が特化しているのは、ランナー向けの機能、デザインです。

まず、42グラム程度という驚きの軽さ。長時間のランニングやマラソン、スポーツにおいて、身につけるものを極力少なくする、小さくする、軽くする、これらに対する努力は尽きることがないといえます。

少しでも良いパフォーマンスを発揮するために、なるべく身につけるものを小さくし、それでいて限りなく高機能で必要最低限なものを選ぶというのは永遠のテーマだと思いますが、この GARMIN Fore Athlete 735XTJ というスマートウォッチもそこに特化してデザインされており、持ち上げた時にまずその軽さに驚きました。

軽いだけではなく、スピードセンサーや光学心拍センサー、GPSやライフログはもちろん、スマートフォンとのペアリング機能などの多彩な機能が搭載されており、日々のトレーニングやランニングの記録を残し自分の進歩や上達度合いを確認しながらスポーツを行うことができるとても充実したスマートウォッチとなっています。

この GARMIN 735XTJ を装着しマラソンを走るユーザー様から、ランニング中にバッテリー残量の警告が出てしまう事による不便さを解消するためにバッテリーの交換をご依頼頂きました。

スマートウォッチの中には充電が可能なリチウムイオンバッテリーが搭載されており、他のスマートウォッチの様に、そのリチウムイオンバッテリーを新品に交換することでバッテリーのもちの悪さや頻繁に充電する必要がある煩わしさを解消することができます。

GARMIN 735XTJ にも専用のリチウムイオンバッテリーが搭載されているので、それを交換することでユーザー様の不便を解消しようという事で作業を開始です。

最初に驚くこの軽さには余計な部品やネジを極力減らすことや、金属製の部品を樹脂製の部品に置き換えることで成立しているので造形はとてもシンプルでその分繊細で分解方法を間違えると壊れやすい作りになっています。

金属製のベゼルや大きなネジはありません。樹脂製のフレームにディスプレイがはめ込まれているだけの作りになっているので、分解するにはこのディスプレイを樹脂製のフレームから剥がす事がまず第一段階必要になります。

ここはGPSサイクルコンピューターの GARMIN 820J などと同じ様に樹脂製のフレーム(入れ物)の中に必要な装置やバッテリーを入れディスプレイ（蓋)を閉じる事で防水性も高めた仕上がりになっており分解方法としては近いものがありますが、サイクルコンピューターに比べてとても小さな筐体になっておりディスプレイも樹脂製のフレームのフチの中に嵌め込まれる形で収まっているので取り外す際にはフレームを傷つけたり変形させてしまわない様に最新の注意が必要です。

ディスプレイをフレームから持ち上げると、フラットケーブルがマザーボードにコネクターを介して接続されているので、コネクターを解除し、ディスプレイを本体から取り外します。マザーボードは樹脂製のフレームに最低限のネジで固定されているのでネジを外してマザーボードを持ち上げるとその中に許された空間に最大限のスペースで収まっているバッテリーが露わになります。

バッテリーはマザーボードに両面テープで接着されているだけなので両面テープを剥がしバッテリーを取り外すと、同じ様に両面テープを貼って新品のバッテリーを取り付け、コネクターを接続すれば完了です。とても作りとしては簡単でシンプルなので難しい作業では無いでしょう。

バッテリーの交換が終わればマザーボードを樹脂製の本体にネジで固定しディスプレイを再接着するためにフレームに新しい両面テープを貼っていきます。両面テープと B-7000 という接着剤を用いてディスプレイをフレームに接着すれば作業完了です。

日々のスポーツやトレーニングのためにスポーツに特化したスマートウォッチをアイテムとして活用されている方や、日々の生活でもライフログなどを管理するために使用されている方も多いと思いますが、どの様な充電式端末にも関わってくるのがバッテリーの劣化問題です。バッテリーは充電放電を繰り返す事で新品当初のコンディションが失われていきます。それにより体感的には満充電からの使用時間の減少や、充電速度などに現れてくると思います。

その様な時に新品、新製品の購入を考えることも一つの選択肢ではありますが、［バッテリーの交換］を行うことによるリフレッシュを選択肢として考えてみるのはいかがでしょうか？APPLEMAC大阪北浜店やAPLLEMAC神戸店ではあらゆるバッテリー交換を日々行っておりますのでぜひ一度ご相談下さいませ。