大阪梅田 I-O DATA ポータブルHDD HDPT-UT500W 端子折れデータ救出修理
左右に5本ずつ金属端子が出ているはずの USB マイクロB という形状の端子の拡大画像です。ポータブルハードディスクドライブでよく見かけるこの USB 端子ですが、ポータブルという名前の通り、常にデスクトップやテレビの裏に据置して普段は移動させないハードディスクドライブと違い、持ち運べる事が目的として作られているため、大きさもとてもコンパクトな手のひらサイズで、バッグやポケットに入れて持ち運べる大きさです。
持ち運びに便利なため生じるデメリットが、落下や水没などの危険や、ケーブルの抜き差しの回数が増えてしまう事や、ケーブルを挿したまま結んでカバンやポケットに入れるなどの、少し雑な扱いのせいで、ケーブルを挿したままにしている USB 接続端子部分に無理な力が加わってしまう事、などが挙げられます。
ケーブルを挿したままで、接続端子部分にあらゆる角度からの無理な力が加わってしまった時にどうなるかと言いますと、 USB 接続端子を内部基板と溶接接続しているハンダが剥がれてしまったり、ハンダは剥がれていないけれども、接点の金属部分、ちょうど画像でフォークのようにチョンチョンと飛び出た細い針金のような部分が折れてしまう、千切れてしまうなどの損傷により、ある時にボキッと端子が取れてしまったり、端子は取れていないけれど、パソコンと接続しても認識しない、読み込めない、などのトラブルの原因になってしまう事があります。
端子のハンダ溶接が剥がれてしまっただけなので再度ハンダ溶接すれば綺麗に付けられるだろうと目視で確認した視力の悪い私ですが、いざ顕微鏡で覗いて確認したところ、端子が欠損していることにようやく気づきました。端子の本数まで頭に入っているほどの経験値があればよかったのですが、今回そこまで気付く事ができず遅い判断になってしまいましたが、内部の 2.5 インチの HDD さえ生きていれば、専用のケースに入れて使えるので、その方向に転換することにしました。
こちらのポータブルハードディスクドライブは、学生のお客様で学校に提出する提出物がデータとして全て入っているというとても重要な大切なものでした。一人の学生の運命を握っていると思うととても緊張感が走りましたが、まだデータ復旧の見込みが大いにありますのでドライブ自体の無事を祈るしかありません。
端子の折れ方や破損具合に応じて、ハンダ溶接が有効な場合もありますし、接続端子自体の交換が有効な場合もあり都度状況に応じての判断が求められます。今回判断がベストではなかったため少し後悔しましたが、これを糧に今後はできるので勉強になりよかったです。
学校に提出が間に合わなければ、成績に影響し、進路にも影響する、そんな大切なお金に変えられないデータをAPPLEMAC大阪北浜店に預けて委ねてくださった気持ちに応えられるように全力を尽くしたいと思いました。
APPLEMAC大阪北浜店や APPLEMAC神戸店では毎日様々な端末や製品のありとあらゆるお修理のご依頼を頂いております。その中には、買い替えが選択肢にあるような修理もありますが、大切なご家族の写真や動画がたくさん詰まったスマホの水没修理や、貴重などこにもバックアップがないVHSのダビング依頼、 USBメモリーやハードディスクドライブの故障やトラブルによるデータ復旧など、代わりのきかないもののお修理依頼もたくさんあります。
同じ修理ですので、気を抜いたり手を抜いたりする修理があるわけではありませんが、貴重なデータや代えが効かないものの修理というのはやはり毎回緊張感があり気持ちを新たに作業する事ができます。お客様の思いも伝わり、なんとかしたい、力になりたい、という気持ちで作業を進めていきます。
修理の性質によっては、少し座って待って頂いている間にお返しできるような修理もあれば、作業しながら判断していく流れの修理もあるため、順番通りに行かない事もありますし。予定よりお時間がかかってしまう事もあります。それでも全てのお客様のお修理を成功させ満足して頂ける様に日々努めておりますので、お修理をご依頼いただく際は、なるべく納期や金額は事前にご確認頂ければその時の納期や状況についてご説明させて頂きますのでご安心頂けると思います。
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