大阪本町 MacBook Pro 2017 15inch A1707 バッテリー交換修理
APPLEMAC大阪北浜店でございます。寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
MacBook Pro 2017 15inch A1707 のバッテリー交換のご依頼で本日作業させて頂きました。お客様にお伺いしたところ、充電100%になっても1時間程度で落ちてしまうところまできており、お仕事の会議などで使用するには不便だという事で、今までは騙し騙し使用しておられたそうですが、思い切ってお修理のご依頼を頂きました。
A1707 MacBook Pro 2017 15inch こちらのモデルはバッテリー交換が税込 22,000円 お時間3時間程度で受け付けております。
自動車などでも冬寒くなってきてバッテリー上がりが急に起きたり、セルが弱くなってくるのも寒い時期に多かったりします。 寒冷地の方々は常識だと思いますが、スキーやスノボなどでたまに寒い地方へ自動車で出かけられる方は、スタッドレスタイヤの交換と同時にバッテリーの交換を勧められたりします。
iPhone や iPad MacBook なども同じようにバッテリーを搭載し原動力としておりますので、同じイメージで寒くなってきた時に急に不調を感じたりするのでまだ使えている間に交換をお勧めしています。
こちらは交換前と交換後の、システムレポート内の電源の情報を撮影した画像です。交換前のデータだと、
●充放電回数 304 回
●状態 修理サービス推奨
●完全充電時の容量(mAh) 3823(mAh)
となっております。
交換後の同じデータでは
○充放電回数 1 回
○状態 正常
○完全充電時の容量(mAh) 6791(mAh)
となっています。
まず、満充電時の容量が半分ほどになっていた事がわかります。これでは1時間で消えてしまうのも仕方がない数字です。正常に交換が完了してからのデータでは、バッテリーの状態も〔正常〕と認識され、充放電回数も新品ですので〔1〕となっています。
MacBook Pro 2017 15inch もそうですが、この辺りのモデルを分解する場合は、バックパネルのネジを外した後にクリップで固定されている部分を上手く外してあげる必要があります。上手く外した後はそのまま持ち上げて開くわけではなく、ヒンジ側にスライドして刺さっている状態のバックパネルを開かずに引き出してあげる必要があります。この辺りが最初の注意ポイントだと思います。その後は、〔AutBoot〕という、ディスプレイの開閉などを認識し自動で起動してくれるシステムをしっかり頭に入れておけば無闇に開閉したりする前に、バッテリー端子の接続を解除する事に意識を集中する事ができると思います。
バッテリーの端子と小さな基板部分はロジックボードの下を通っているつくりになっているので、バッテリーだけ外す事はできません。ロジックボードのコネクタを外し、必要なネジを外しロジックボードを持ち上げる事ができる状態にしてあげて初めてバッテリーを取り外したり、新しいバッテリーを取り付けたりする事ができる準備が完了です。
お預かりした段階では、バッテリーの膨張だけでなく、クーリングファンなど空気が流れるルートのホコリやゴミの混入がとても多く見受けられました。ファン内部やヒートシンクにホコリやゴミが詰まっていると、ファンがいくら回転したところで空気の流れる経路がほぼ無いので冷却する事ができません。無駄にモーターの回転により熱を発しつつ、冷却効果はほぼないので動作により発熱するCPUやGPU、メモリーなどの部品にはかなり過酷な状態でしたが、バッテリー交換などで分解作業を行う際には画像のように新品とまではいきませんがゴミや汚れのない綺麗な状態にクリーニングし、ベストコンディションに戻してから納品するようにしております。
修理などで分解作業を行う時は、このようにご依頼頂いた作業のみではなく、その作業によって可能になるクリーニングやメンテナンス、チェックを行う事で、よりクオリティの高い修理作業を目指しております。
もっと寒くなる前に、お手持ちの機器のバッテリー交換を一度ご検討してみてはいかがでしょうか?
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