【STOP CHIKAN】痴漢被害を打ち明けられたら?友人・家族ができる5つの支援
「電車で痴漢に遭った」。友人や家族からそう打ち明けられたとき、何と返せばいいのでしょうか。大切なのは、犯人探しを急ぐことより、まず本人の安全と気持ちを尊重することです。性別や年齢に関係なく、被害を受けた人を責めない姿勢が必要です。
1.最初は話を遮らず、安心できる言葉を
「話してくれてありがとう」「あなたが悪いわけではないよ」「今、安全な場所にいる?」。まずは短い言葉で受け止めましょう。驚いて詳しい状況を聞きたくなっても、本人が話したくないことを繰り返し質問する必要はありません。
「何か手伝えることはある?」「今は話を聞くだけにする?」と尋ねれば、本人が支援の受け方を選べます。
2.責める言葉や、決めつけを避ける
「なぜ逃げなかったの?」「勘違いじゃない?」「その服装だから」といった言葉は、被害者をさらに傷つけるおそれがあります。突然の出来事で声を出せなかったり、動けなくなったりすることもあります。被害者が悪いわけではありません。
本人の意思を確認せず、周囲へ話を広めたり、SNSへ投稿したりしないことも重要です。
3.安全を確かめ、必要なら付き添う
被害が続いている、相手が追いかけてくるなど差し迫った危険があれば、周りの人や駅員に助けを求め、緊急時は110番へ通報してください。無理に相手を取り押さえたり、追跡したりする必要はありません。
本人が望むなら、駅員への説明、帰宅、警察や相談機関への連絡に付き添うことも支援です。ただし、何をするかはできるだけ本人と確認しながら進めましょう。
4.記録や証拠は、本人の意思とプライバシーを守って
本人が希望する場合、被害に遭った日時・場所・乗車路線や車両・覚えている出来事などをメモに残すと、後から相談するときの助けになります。やり取りの記録や関連資料があれば、むやみに削除・加工せず保管してください。
一方で、被害者や周囲の人の顔、氏名、連絡先などをSNSで公開したり、相手と疑う人をインターネット上で名指ししたりするのは避けてください。記録の扱いに迷ったら、警察や支援センターへ相談できます。
5.一緒に相談先を探すことも立派な支援
相談するかどうか迷っていても、まず情報を知ることはできます。相談は本人だけでなく、身近な人が対応を尋ねたい場合にも役立ちます。
- #8891(はやくワンストップ):性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターにつながります。医療・心理・法律などの支援について相談できます。受付体制は地域によって異なります。
- #8103(ハートさん):警察の性犯罪被害相談電話。全国共通番号で24時間受け付けています。
- #9110:緊急ではない警察への相談。対応時間は都道府県で異なります。
- 110:事件が進行中など、警察官の緊急対応が必要なとき。
電話で話しにくい人には、内閣府の性暴力に関するSNS相談「Cure time(キュアタイム)」という選択肢もあります。
助ける人が、すべてを解決しなくていい
家族や友人であっても、無理に事情を聞き出したり、本人に代わって結論を出したりしなくて大丈夫です。「話を聞く」「安全な場所へ一緒に移動する」「希望する相談先を一緒に探す」。そうした小さな行動が支えになります。STOP CHIKANは、被害者を責めず、周囲も安全に支えられる社会を目指します。
公的情報・参考資料
- 内閣府:痴漢は重大な犯罪です!被害者は悪くありません!(2026年6月3日)
- 内閣府男女共同参画局:ワンストップ支援センター
- 内閣府男女共同参画局:性犯罪・性暴力相談窓口
- 政府広報オンライン:警察への相談は#9110へ(2026年3月3日)
※この記事は2026年10月27日時点で確認できた公的案内を参考にした一般的な啓発情報です。個別の事件に対する法的判断を行うものではありません。
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