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電車や駅などで痴漢被害に遭ったとき、怖さや驚きで声が出なかったり、何をすればいいのか分からなくなったりすることがあります。すぐに行動できなくても、自分を責める必要はありません。

STOP CHIKANでは、性別や年齢を問わず、困っている人が安全に助けを求められるように情報を発信しています。今回は、被害の直後から落ち着いた後まで、無理なくできる対応をまとめました。

1.まずは自分の安全を優先する

その場で相手を捕まえたり、問い詰めたりする必要はありません。可能なら人の多い場所や駅員のいる場所に移動し、「助けてください」「駅員さんを呼んでください」と周囲に伝えてください。声が出しにくいときは、スマートフォンの画面に「助けてください」「駅員さんを呼んでください」と表示して見せる方法もあります。

事件が続いている、危険が差し迫っている場合は110番に通報してください。移動や連絡が難しい場合は、近くの人に協力を求めることも一つの方法です。安全に離れることを最優先にしてください。

2.覚えていることを、無理のない範囲でメモする

気持ちが少し落ち着いたら、記憶が残っているうちに次のようなことをメモしておくと、後から相談するときに役立つことがあります。

  • 日時と場所:何時ごろ、どの路線・駅・車両付近だったか
  • 起きたこと:どのような接触や言動があったか
  • 相手の特徴:覚えている範囲の服装や外見、移動方向など
  • 周囲の状況:近くにいた人、駅員に伝えた内容、その後の経過

正確に思い出せない部分は「分からない」のままで構いません。推測で埋めず、自分が見聞きした事実と感じたことを分けて記録しましょう。撮影や追跡のために危険な場所へ戻る必要はありません。写真やメモを不特定多数に公開すると、被害者や無関係な人のプライバシーを傷つけるおそれもあるため、相談先など必要な相手にだけ共有してください。

3.相談先は状況に合わせて選べる

「警察に話すべきか迷う」「医療的なケアを受けたい」など、相談したい内容は人によって異なります。以下はいずれも公的に案内されている窓口です。

  • 110番:現在進行中の被害や差し迫った危険など、緊急の通報
  • #8103(ハートさん):都道府県警察の性犯罪被害相談電話につながる全国共通番号。24時間受付
  • #8891(はやくワンストップ):最寄りの性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターにつながる番号。医療、心理、法律面などの支援について相談できる
  • #9110:緊急ではない警察への相談。受付対応は地域や時間帯により異なる

体に痛みや不調がある場合や医療面で不安がある場合は、医療機関や#8891に早めに相談してください。ワンストップ支援センターでは、状況に応じて医療機関の紹介や同行などの支援につながる場合があります。相談することと、その場で被害届を出すことは同じではありません。まず話を聞いてもらうことから始めても構いません。

4.友人や目撃者に頼んでよいこと

身近な人に伝えるなら「一緒に駅員さんのところまで来てほしい」「相談先を調べてほしい」「そばにいてほしい」といった短いお願いでも十分です。支援する側は、被害者を責めたり、無理に詳細を聞き出したり、許可なく個人情報を広めたりせず、本人の希望を確かめてください。

目撃者も、無理に相手を追跡・拘束するのではなく、駅員への連絡や安全な場所への付き添いなど、できる範囲の行動を優先しましょう。

5.今日すべてを決めなくても大丈夫

被害の受け止め方や相談のタイミングは一人ひとり違います。すぐに話せなくても、時間が経ってから相談しても構いません。被害を受けた人が悪いわけではありません。心身の負担を一人で背負わず、公的な専門窓口を利用してください。

関連記事:痴漢を目撃したら?安全な助け方 / 被害を打ち明けられたときの支援

参考情報(公的機関)

※本記事は2026年10月28日に公的情報を参照して作成した一般的な啓発記事です。個別の事件に関する法律・医療上の判断を示すものではありません。

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