営業日報

スマホ・タブレット・パソコン・Windows・ガラケー携帯電話・ゲーム機などなんでも買取や修理はお気軽にご相談ください!

APPLEMAC大阪北浜店では画面割れ修理やバッテリー交換、Apple Watch の画面浮き修理やドローンの墜落破損、水没修理など多岐にわたる修理作業を日々させていただき、9割以上は修理が完璧に完了し納品させて頂いておりますが、20台〜30台に1台程は直らない事がある事も事実です。修理が完了してようやくホッとした瞬間に誤って手を滑らせて硬いコンクリートの上に落としてしまい画面を割ってしまったり、勢い余って工具の間違った操作をしたりするわけではありません。

ブログなど他店さんをけなすような事を書いたりお客様の素人目線を見下すような事を書きながらもいざ動画や写真で修理を見てみると技術や能力が伴っていないと感じてしまう事があります。当店の修理BLOGや動画でも「この店下手くそだな!!」と思わせてしまったり動画でぐだぐだ作業をライブ配信をしていると、もっと手早く5分くらいで動画をまとめて作業をしているのが見たいなど言われる事がありますが、料理でも実際に目の前に出てくるときにとても美味しそうに来ますが調理場では苦労があって調整して粉を混ぜ混ぜしたり大切な作業工程があります。その部分を少しでもお伝えできればと思い動画配信やブログなどで紹介させて頂いています。

職人の様なハイレベルで高度な作業技術を持ちながらもうまくブログや文章を書く事ができないや、修理はできるけど端末の使用方法も詳しくないなど、スマホの契約プランについて全く知らないや調べてないなどであると、初見で初めて出会ったお客様からすると本当にちゃんと修理をする事ができるのか?不安材料になる事は事実あります。

私も整備士の資格を持ちネジを回す事には長年の経験と実勢が一応はありますので作業に取り掛かるための勇気も自信があり、iPhoneやAndroid端末、iMacなどのPC機器の修理経験もありますがどうしても文章を書いたり、話すとなるとまだまだ上手にできないところが沢山あありますが。

正確に真摯に正直に伝え発信しながらしっかりとした技術で修理作業をこなしていく、そんな当たり前の様で一番難しい事に今挑戦し結果を出すために日々努力している次第です。YouTubeでライブ配信をしたり動画を配信させて頂いていますがそこでの会話や画角もまだまだ未熟な為、改善の余地を多く感じ修正していきながら作業を行なっております。

修理の中にはパーツ交換で復旧できない症状などにより基板修理作業も日々行なっております。基板修理となると機材や設備、知識や経験が必要な作業なので(当店ではできない)と断るお店も多いのですが、APPLEMAC神戸店、APPLEMAC大阪北浜店では毎日いろんな機種の基板修理を依頼され行なっているので、多くの機種の基板に触れる機会があります。

iPhone XS Max のWi-Fiが通信できなくなったとの症状でお修理を行いました。iPhone X 以降のモデルは基板が省スペース化のため2枚重ねになっています。ディスプレイやアウトカメラ、ドックコネクターフレックスケーブルなどのコネクターが刺さるメス側端子、FPCコネクターが集約されている方の基板をロジックボードと言いますが、このロジックボードとマザーボードを縦に接続しているのが、ダブルスタックボードと言います。ロジックボードの裏側や、マザーボード内部のICチップにアクセスする為にはロジックボードを取り外す必要があります。

ロジックボードを取り外す為には、Mijing CH5 というウェルディングプラットフォーム(加熱する溶接台座)を使用しますが、簡単にいうと、マザーボードの形状専用のホットプレートの様な物です。これを使用する事により、適才な温度設定でロジックボードを外したり、また再溶接する事が簡単になります。簡単と言ってもロジックボードやマザーボードはとても薄く縦長の形状をしており変形、歪みやすいためとても扱いが慎重でなければなりません。加熱したマザーボードの上で、ハンダが溶けたタイミングを見極めて精密ピンセットなどでパカッと蓋を開ける様に取り外すのですが、持ち上げる時に少しでも力を入れすぎたり、まだ接着された状態の時にパカッと持ち上げようとしたりすると簡単にロジックボードが反り返ってしまうわけです。

200℃以上でロジックボードをセパレートして分離したのですが着地させて取り付けるときには加熱を開始した時点から3分170℃で完了させてスイッチを切断する、加熱を停止させる、という温度が決まっていますのでこれを基準にして低温でも高温でもいけません。情報とし紹介したい最大のポイントでした。

資金力もいりますので50万円や100万円ほどは絶対にかかりますから重要だと感じたら投資する財力は欠かせません。会社の資金または修理屋さんで得た資金いずれかが基本的なお金の考え方です。5万円であれば頑張って使えるや20万円であれば騙されたつもりで使える程度では越えられないまた新しい難しい修理技術やさらに追加資金の壁がありますので50万やそれ以上になることは事前に予定している程度の考え方であれば成功させる事ができる可能性が少しだけ見えてくる程度です。あれば300万円くらいの余裕と技術の進歩の可能性を信じたいです。

もちろん少し指で逆側に反り返る様に圧力をかけ、平坦に修正する事もできますがもっと重大な故障を引き起こしてしまう危険も伴います。

Mijing CH5 という修理機材にはロジックボードをほぼ正確に平行に固定し圧力をかける機能がありますが、反り返ったロジックボードを平行にマザーボード、ダブルスタックミドフレームに均等に接着する事ができない場合もあります。コンビニや電化製品店で売られているような機材ではなくてプロが応用して使いこなすための専用の機材になります。とても便利で有能な修理機材なのですがそれだけとても扱いが難しく完全プロ仕様の機材を使用しておりそれを自分の手先として使いこなせる様になるまでは多大な努力と時間が必要でそこまでのレベルに到達するまでは修理を完全に成功させる事ができずお客様をお待たせしたりご迷惑をおかけしてしまう事もあります。

Mijing CH5 は特殊な形状のマザーボードを均等にホールドする為に正確に削り出されており、必要な箇所の複数のツメを用いて固定します。固定されたマザーボードには正しい位置にロジックボードを載せられる様にガイドがあり、それを上から均等に押さえつけるためのボードを装着しケーブルを接続し電源を入れる事によって、任意に設定した温度まで加熱します。加熱する時間は機種や形状にもよりますが、およそ3分ほど。その時間でハンダの融点まで達し再溶接してくれる素晴らしい装置です。

正確に再溶接する為には、一度剥がしたマザーボードの上のダブルスタックボードミドルフレームとロジックボード裏のハンダをまず綺麗に取り除く作業を行います。

ハンダ吸い取り線やフラックスを使用してハンダを完全に取り除きます。取り除いた後は、焼けたフラックスなどをエタノールなどで洗浄し綺麗にします。同じ様にダブルスタックミドルフレーム上のハンダも綺麗に取り除き、次の準備に入ります。

iPhone XS Max 基板修理ダブルスタックリボール失敗

ダブルスタックボードミドルフレームにはロジックボードと電気回路として成立させるための接点が無数に均等に並んでおり、そこに新たなハンダを均等に並べる作業、リボールという作業に入ります。リボールを手作業で行う天才的な職人もおりますが、我々は文明の利器があるので、ハンダが必要な箇所にだけ、穴が開いた金属製のプレート、ステンシルというものがあります。これは染物などに使うステンシルと同じで、プレートをマザーボードの上に設置すると、穴のあいた部分にだけ、ハンダペーストを均等に塗る事ができるという道具ですが、一つの穴が0.2mmや0.5mmなどとても精密な穴がたくさんあいたプレートです。この穴にハンダペーストをミネシマヘラなどを使用して塗り込んでいきヒートガンで加熱しハンダが溶け切った時に必要な位置に必要な数だけ並べられたボール球の様なハンダが並ぶので、リボールと言います。

このリボール作業をiPhone XS Max で行いましたが、ロジックボードを持ち上げる時にロジックボードを歪めてしまい、それによりダブルスタックボードとロジックボードの合わせ面に歪みができてしまい、正常に回路を復旧させる事ができませんでした。改善点ははっきりわかっているので、再度ロジックボードを平坦に戻し、リボールすれば復旧できると思いますが、本日の作業としては失敗してしまったという次第です。ボンディングパッドというハンダ接点部分やダブルスタックミドルフレームは破損させていないので次回再挑戦して成功させれる様にしたいと思います。

何十台とお修理作業をさせて頂いているとこの様に失敗やご期待に添えない、ご希望の時間に間に合わせられないなどの結果になってしまう事もどうしてもあるのが事実です。それでもこの様な確率を少しずつでも減らしていける様に日々各修理に集中し熟練度を上げていく努力はおこたりません。

この様な事実も踏まえた上でご依頼頂いたお客様には全ての方にお喜び頂ける様に、ご期待に添える様にどのメカニックも努力しておりますので、信頼できる嘘なり釣り宣伝無しで真実の修理と低価格で直す本物の作業を私と当社は提供いたしますので、お困りの際はどうぞAPPLEMAC神戸店、APPLEMAC北浜店までお問い合わせください。

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