自分で修理してみたらiPhoneが高温注意で使えなくなってしまったご依頼
自身が使用していたiPhoneSE2をお子さんに譲渡したい、しかしそれには割れてしまっているディスプレイを交換してからプレゼントしたい。
せっかくなので劣化しているバッテリーも交換しよう。
こんな流れでディスプレイとバッテリーをAmazonなどのネットショッピングサイトで仕入れて修理チャンレンジをされた経験のある方も少なくないのではないでしょうか?
今回のご依頼のお客様も
iPhone SE2の画面割れで自己修理を試みたのですが、バッテリーも劣化していたため一緒にバッテリー交換も行いました。
素人です、すみません。
純正品ではありません。
交換直後から高温警告が出るようになり交換したバッテリーはおそらく過放電状態になってしまい、しばらく電源をきり放置したもののうんともすんともという状態になりました。
やむなく元のバッテリーをつけなおし、画面操作等は問題なくしばらくはできものの、また、高温警告がでて、危険と判断し中止しております。
このような謙虚でとても神妙な面持ちでのお問い合わせを頂いたところから今回のお修理は始まりました。
スマホの新品端末が高額になり安易に買い替えができなくなったり、新品購入がアホらしくなってきて、修理という選択肢を検討することがこれから増えてくるのではないかと思います。2年縛りで端末を購入し、2年ローンとして端末代金を払い続け、やっと完済し所有権として自分のものになった頃にはバッテリーが劣化していたり画面ディスプレイが割れてしまっていたり、背面のガラスが割れてしまっていたり。その頃には愛着がなくなり扱いも雑になってしまってたりしませんか?
来店のお客様に、『そのカバンに入っているMacBook、ソファーとかベッドに投げますか??お風呂で動画みたりしますか?そのMacBookより、このiPhone高額ですよ?』
とお話しするとびっくりした顔をされることがよくあります。
「そうかぁ、そりゃそうかぁ、わぁもっと大事にしよう。。いいケース買いに行きます!」
というふうなやりとりになります。
月々の通信費を支払い続けるという概念の中に端末の代金を分割払いとして合算されているので、20万円ほどの買い物をし、20万円ほどの小さな高性能端末を手に持ってポイッと投げているという感覚が消えてしまっている方が多い気がしますので、たまーに、アドバイスをしたりもします。
少し脱線しましたが、ちなみに今回のような症状ですと、単に発熱する、高温注意の警告が出るといっても、小さな電気回路がショートしていたりショートしかけていることが原因だったり、ICチップやコンデンサーが損傷したことにより必要以上な熱を発生してしまっている場合など、要因は様々です。
分解を開始しまず症状が再現するかの確認を行うと、イヤースピーカーパーツが盛大に発熱しており素手で触れるのが難しいレベルになっていることがわかりました。
電源を切り、イヤースピーカーとフロントカメラが一体になっているパーツを目視で確認、異常は見つけられないためパーツ単体をディスプレイから取り外します。
故障原因の調査中に、ディスプレイの不自然な挙動を確認しもしかしたらお客様がご用意されたディスプレイパーツにも不具合があるかもしれないと判断したので、お客様にディスプレイも交換することができるというご提案を行います。せっかくネットショッピングで購入されたパーツですし今回は発熱の原因となる部分のみの修理でお願いしたいとのことでご依頼を頂きましたので。イヤースピーカーとフロントカメラが一体になっているパーツを交換しました。
APPLEMAC淀屋橋北浜駅前店や、三宮元町駅前店ではこのようにお客様との意思疎通をスムーズに行うことを大切にし、お客様のご希望に寄り添いながらも可能なご提案をしっかりさせていただきベストな答えを出せるようにしております。
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