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MacBook Pro 13inch 2018 A1989
こちらの電源が入らないというお修理でお預かりしました。起動しないと言う一つの故障の中でも原因は多岐にわたりバッテリーや充電系統の回路に不具合があるのか、飲み物をこぼしたなどの水没故障が原因なのか、落下による衝撃によりロジックボード上のICチップのハンダ溶接にクラックが入っていたりするのか、など想像できることはいくつもあります。

バッテリーに充電能力が無くなり、単独起動ができない場合でも、充電マークが表示されるなどの反応があったり、ケーブルにより給電すれば起動する、またはリンゴマークなどが表示されるといった目に見える反応があれば、診断や修理予測がしやすくなります。

故障探究と料金内での作業を判断する MacBook Pro A1989 起動しない修理

目に見える情報が少なかったり、ヒアリングによるヒントに乏しい場合は一つずつ思いつく故障原因を潰していく必要があるため、的はずれな予測を立てながら作業を進めていってしまうと想像以上に時間がかかってしまったり作業工程上、実質利益を出せない嬢な修理内容になってしまう可能性もあるため注意が必要です。

たとえばバッテリーを疑うとすれば、今搭載されているバッテリーは電圧がどのような状態なのかテスターで確認する必要があります。確認が難しかったり取り外しが簡単な場合は、新品のバッテリーなどを仮接続してみることもできます。F
充電されているバッテリーを搭載して結果が変わるようであれば、既存のバッテリーが問題なのか、充電系統が問題なのかを特定することができます。

このMacBook Proでは症状が変わりませんでしたので、USB-cポートに給電されている電圧、電流を測定してみたところ、[0.08mAh]しか給電されていないと言う数字が確認でき、こちらのMacBook Pro A1989に搭載されている4つの USB-cポート全てで同じ結果が出ました。1箇所のみ、給電電圧に異常があったり、1箇所のみで給電が正常にできるなどといった場合は、そのままコネクタのゴミ詰まりや腐食による接触不良、交換対応が考えられる予測としてスムーズですが、すべて均一に同じ数値が出ておりその数値が異常となると、コネクタではなくコネクタより奥の問題であることが考えられる、と言う発想が必要になります。

ヒアリングの段階で全てを判断診断することができないことは残念ながらあります。調査に時間がかかったり、あてや予測が外れてエライこっちゃ。こりゃ大変だ、と言うことが後から判明することもあります。もちろん事前にヒアリング受付を行う段階で全てを説明することができればいいのですが、あてや予想によって話す内容も変わってしまうでしょうし、自身の中でも想定外となるパターンだって出てきます。

事前にお伝えしている料金の中でどこまで作業をしていいのか判断するのは自分自身です。わからなくなってどこまでも時間をかけていては利益になるものも利益になりません。見切りをつける判断や、料金携帯が変更になる旨の連絡をどのタイミングで行うのか、また故障探究にどこまで時間を割くのか、自身の知識内で追求できる問題なのか、など、自己管理や自己認識に関わる判断も必要になってきます。

勝手に金額を高額に変更し事後報告することはマナー違反だとは思いますのでそんなことはされないと思います。高くなるけど直しますか?と質問を投げかけることでお客様自身の意欲の温度感を知ることができますし、事前にヒアリングする時にもその温度感を確かめることは重要になってきます。

こちらのケースでは高額なロジックボード修理作業を行うことはせず返却して欲しいとの旨を伺うことができましたので、修理完了までのプロセスを動画に納めるには至りませんでしたが、これからもあらゆる作業を行う上で、精進していこうと思います。

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