【STOP CHIKAN】電車で痴漢を目撃したら?安全に助ける声かけ・駅員への伝え方・通報のポイント
電車や駅で「もしかして痴漢では?」という場面に出くわしたとき、あなたならどうしますか。助けたい気持ちはあっても、間違っていたらどうしよう、自分まで危険にならないだろうか、と迷う人は少なくありません。
大切なのは、見て見ぬふりをしないことと、無理に一人で解決しようとしないこと。内閣府と警察庁は、被害を目撃した人に対し、被害者への声かけと駅員・警察への連絡を呼びかけています。今日は周囲の人が実際にできる行動を、順番に整理します。
1.最初の一言は「大丈夫ですか?」でいい
痴漢被害を受けている人は、怖くて声が出ないこともあります。近くにいる人が「大丈夫ですか?」「困っていることはありませんか?」と声をかけるだけでも、助けを求めるきっかけになります。
状況がはっきりしないときは、いきなり誰かを犯人と決めつけず、まず困っていそうな人の様子を確かめましょう。大分県警察は、知人のふりをして声をかける方法も紹介しています。相手が答えられなくても、責めたり問い詰めたりしないことが大切です。
2.一人で犯人を追わず、周りの人や駅員に協力を求める
自分の安全も守ってください。相手を追いかけたり、無理に身体を押さえたり、口論に持ち込んだりする必要はありません。近くの人に「駅員さんを呼んでください」と協力を求め、次の停車駅で駅員に状況を伝えましょう。いままさに被害が起きている、危険が迫っているときは110番で警察に通報してください。
被害に遭った人が移動を望むなら、安全な場所へ行けるよう手助けする方法もあります。ただし、本人の意思を確かめ、無理に腕を引くなどの接触は避けましょう。
3.駅員や警察には「見た事実」を落ち着いて伝える
全部を覚えていなくても構いません。できる範囲で、次の情報を整理して伝えてください。
- 路線名と列車の進行方向、何駅と何駅の間だったか
- おおよその時刻、車両番号や乗車位置
- 目撃した行為と、被害に遭った人の様子
- 相手の服装や特徴、どの駅で降りたか(分かる場合)
「自分が実際に見たこと」と「そうではないかと感じたこと」は区別して伝えましょう。神奈川県警察も、路線・車両・時間・不審者の特徴などの情報提供を呼びかけています。
4.被害者の気持ちを尊重し、二次被害を防ぐ
「どうして逃げなかったの?」「服装が悪かったのでは?」といった言葉は、被害に遭った人をさらに傷つけます。痴漢被害の責任は被害者にはありません。内閣府も、服装や乗車時間などを理由に被害者を責めないことを強調しています。
事件のようすや被害者の顔・名前・学校名などを、本人の了承なくSNSへ投稿しないでください。撮影や拡散よりも、現場の安全確保と駅員・警察への正確な連絡を優先しましょう。
5.その場を離れたあとでも相談できる
被害を受けた直後でなくても、警察への相談は可能です。相談したい人に、次の公的窓口を案内できます。
- 110:いま事件が起きている、危険が迫っているときの緊急通報
- #9110:緊急性のない警察への相談
- #8103:警察の性犯罪被害相談電話(ハートさん)
- #8891:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
短縮番号は一部の電話回線では利用できないことがあるため、その場合は各機関の公式サイトで地域の連絡先を確認してください。被害者の気持ちに合わせて、「必要なら一緒に駅員さんのところへ行きましょう」と伝えるのも支援になります。
STOP CHIKANが伝えたいこと
痴漢をなくすために必要なのは、無謀な対決ではありません。困っている人に声をかけ、周りと協力し、安全な方法で公的機関につなぐことです。通勤や通学の途中で、誰もが安心して移動できる社会を目指しましょう。
この記事は一般的な防犯・相談情報です。実際の対応はご自身と周囲の安全を最優先に、警察・駅員の指示に従ってください。
参考にした公的情報
- 内閣府「痴漢は重大な犯罪です!被害者は悪くありません!」(2026年6月3日)
- 警察庁「痴漢・盗撮事犯対策」
- 大分県警察「痴漢・盗撮事犯対策」(2026年1月9日更新)
- 神奈川県警察「痴漢被害について」
- 警視庁「相談ホットラインのご案内」(2026年10月6日更新)
公的情報の参照・確認日:2026年10月25日
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