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こちらの緑色の部分、何かご存知ですか?
ご存じない方でも、なんとなく、色や雰囲気から良からぬ感じがするという方がほとんどだと思います。

これは[緑青](ロク・ショウ)と言われるものです。
銅や真鍮という金属に発生する、腐食・サビの1つです。

美術の時間でブロンズ像をご覧になった方は多いと思いますが、あの緑色のブロンズ像、あれが緑青です。寺社仏閣の緑色っぽい部分や、古い10円玉や5円玉なんかにも発生しているものがあるので、意外と身近に目に触れる機会が多いこの緑青ですが、何故そもそもこんな色になるんでしょうか?これが修理とどのような関係があるのでしょうか?

金属には、磨いた時の光沢や、電気や熱を伝えるのに優れている、という身近な性質があります。この性質を利用した恩恵を受ける為、電気の世界では金属が多用されていたり、熱を利用する調理器具などには金属が多く使われています。

そもそも金属というのは酸素や硫黄といった物質と結びついて存在している[化合物]というものとして認識されていますが、それを純粋な金属として取り出し不純物を取り除いたものが、銅、鉄、真鍮、といった素材としての金属として加工利用しやすい状態に作り出されています。しかしもともとが[化合物]として存在していたので、その存在に戻ろうと空気中や水分中の物質と結びつこうとします。その過程で発生するのが我々から見た時の”サビ”や”腐食”と言われる状態なんです。

サビや腐食は金属がその状態を元に戻そうとする自然の現象なので、どうしても発生してしまうわけです。

銅や真鍮は金属としてそこまで高額でもなく、導電性も高い為身近な電子機器には多く使われている金属ですが、腐食やサビと言われる物が表面に発生してしまうと、電気を通さなくなります。電気を通さなくなるだけではなくどんどん脆く劣化し損傷していくので、電子機器には大きな弊害となります。

最初の画像は、 Apple Watch SE 44mm GPS/LTE モデルのディスプレイ裏側の画像です。バッテリー膨張により、ディスプレイが浮いてきて、尚且つタッチも効かないという症状でしたが、ディスプレイを外してみるとこのように[緑青]に侵食されていました。このデイスプレイにはフラットケーブルを接続するコネクターが3箇所ありますが、その中のコネクタ1箇所の金属端子が[緑青]によりボロボロに変質しており通電できていませんでした。

コネクターだけではなく、ディスプレイケーブルにも[緑青]による侵食が見られ、ディスプレイケーブルの交換も必要な状態でした。本来の防水性能が、バッテリー膨張によるディスプレイの浮きという形で失われてしまい、その間に水分や汗など、金属にとっての腐食の原因となる物が侵入してしまった事による故障だという判断ができました。

もともとは水泳やシャワーなどの生活防水にはしっかり対応している Apple Watch ではありますが、全ての条件を満たした上での生活防水ですので、使用に伴う劣化や状態の変化によりこのように故障の原因となる要素は生活の中に自然と存在します。日々の使用の中で少しずつ水分が浸水したり、汗が染み込んで行ったり、バッテリーの膨張によりディスプレイがうっすらと開いてくる隙間からの浸水など、普段の生活の中での予防が難しいものもあります。

予防ができない分、故障やトラブルに困った時には直ぐに対応したい!直ぐに直したい!という皆様の為に、常時部品の在庫も揃えつつお修理を行っておりますので、ご安心下さい。

いつも身につける Apple Watch だからこそ、壊れてしまったり画面が浮いてきたり、不調にも気付きやすいものです。気づいた時に直ぐご相談頂ければ重症化も防ぐことができますし、その分修理代金の代金の節約にもつなげる事ができます。ガラスの浮きや、バッテリーの減り具合、不意にぶつけてしまってガラスが割れてしまったり、リンゴマークから動かないなど、あらゆるトラブルに対応しております。

普段身につけている Apple Watch や iPhone の不具合やトラブルに気付いたら、いつでもお気軽にAPPLEMAC大阪北浜店やAPPLEMAC神戸店までお問い合わせ下さい。

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