【スポット溶接機】 RL-936W 特殊iPhoneバッテリー修理機材
大阪中之島は水と街の融合がとても美しく北浜も徒歩ですぐの距離にありますがそんな素敵な街並みにあるAPPLEMAC大阪北浜店ではバッテリー交換のご依頼ご相談も増えております。新しい機種を買う程ではないが、長く使用している分、購入当時に比べて電池の持ちが悪いなぁ、充電する頻度が増えた気がするなぁ、なんて思いながらも大切に使い続けておられる方も多いと思います。
一つのものを大切に使い続ける事もSDGsですね。買い替える事が悪い事ではありません。経済を回す事は立派な経済活動ですしそれにより企業が開発に予算を注ぐ事ができるのでより良いものを生産し続ける上では重要な事です。我々修理屋のメカニックたちはモノを大切に使うお客様の心に寄り添いながら手助けができればと思いながら1台1台大切にお修理させていただいております。
親御さんが新しいiPhoneを購入するが今使っている端末が壊れているわけではないのでリサイクルや中古販売店に買取に出してみる、そんな事も一つの方法だと思います。APPLEMAC大阪北浜店やAPPLEMAC神戸店では買取も行っておりどの様な機種、端末でも丁寧にお見積もりをさせていただいており、同意いただけた際はその場で買取も行っております。またせっかく壊れてないのでご家族にプレゼントという場合もあると思います。そんな時もバッテリーだけ交換して元気にリフレッシュしてあげてから、どうせなら長く使って欲しいなというお気持ちでバッテリーの交換修理のご依頼をいただく事も多いです。
APPLEMAC大阪北浜店でもとてもご依頼ご相談の多いバッテリーの交換修理についてですが、【エラーメッセージ】という言葉を耳にされた事もあるかと思います。バッテリー交換に関わるエラーメッセージについてはこちらの記事にも詳しく書いてあるので一度ご覧ください。
https://applemacjp.com/osaka_bms/
iOSSバージョン12.0以降からが基本的に対象になりそれ以下の場合にはエラーが発生しない事が多いのですが、アップデート前に交換したとしても交換後にはエラーが発生します。
そこで必要になるのがiPhone XS以降の機種のバッテリー交換を行う場合は、純正のオリジナルバッテリーからBMSボードを取り外し、新品の今から装着する互換バッテリーにBMSボードを移植してあげるという作業が必要になります。このBMSボード移植をできるお店とできないお店で〔バッテリー交換〕というシンプルな修理作業のクオリティに違いが出てきます。
BMSボードは機種によりハンダで溶接されているタイプのものと、スポット溶接によりハンダを介さずに金属の電極プレートを直接溶接されているものと大きく2種類の接着方法が使用されています。
ハンダ溶接されているバッテリーの場合は、ハンダを溶かして、バッテリー側の金属端子とBMSボード側の金属端子という2つの部品を分離させ、新しいバッテリーの金属端子と取り外したBMSボードの端子を新しくハンダで溶接して取り付けるという工程で行いますが、スポット溶接で接着されているバッテリーの場合は、バッテリーの金属端子とBMSボードの金属端子をオルファのクラフトナイフなどを使って綺麗に切り離してあげる必要があります。切り離したBMSボードの金属端子を新しい互換バッテリーの金属端子にスポット溶接機を使用して溶接してあげるという工程になります。
整備士時代はアルゴンやアークなどガスを使用した熱や電気を使用した熱、またその両方の利点を活かした溶接方法があり専用の機材がありました。ステンレスや鉄、アルミ、ジュラルミンなどが主に扱っていた金属でしたが様々な溶接作業をこなしておりましたが、iPhoneの修理業になってからも溶接機を使うとは思ってもいませんでしたし、溶接機のコンパクト化にも驚きました。APPLEMAC大阪北浜店はメインの作業ですくはとても広々と言えるわけではないスペースを縦にも横にもうまく空間を利用しながら作業スペースとして構築しています。その中でも必要な機材は減らせないので、機材のコンパクト化という進歩にはとても感謝の気持ちがあり早速導入した次第です。
スポット溶接について簡単すぎる説明をしますと
スポット溶接は、圧接法に属する電気抵抗溶接の一種です。 その溶接原理は、重ね合わせた金属板を電極で挟み、これに大電流を流すことによる電気抵抗によって発生する熱で接合部を溶融し、更に圧力を加えて接合する溶接方法で、加圧・通電・保持の3つの工程を経て作業が完了します。
くっつけたい2枚の金属板を〔➖マイナス〕〔➕プラス〕の2電極で高圧電流を流したときに起こる熱で瞬間的に一点(スポット)を溶かしくっつける、だからスポット溶接というわけです。
そしてそのスポット溶接に使うマシンがこちら!タイトルにもある〔RELIFE Mini Portable Battery Welding Machine RL-936W〕です。
こちらのサイズ、タテ12cm✖️ヨコ18cmと頑張ればポケットにも入る!?ぐらいの大きさです。実際のマシン自体の寸法はタテ85mm×ヨコ115mmとかなり小さいです。しっかり充電できるポータブルバッテリーをお持ちの方は同じぐらいのサイズじゃないでしょうか?そんな小さな力持ちの溶接レベルを動画にも撮ってみましたので是非ご参考ください♪ちゃんとびっくりしてるシーンもございますm(_ _)m
限られた省スペースの中でも道具の不足を理由にしたりせず最高の技術と修理をお客様にご提供できるために機材の選定やパーツの在庫にも試行錯誤しながら営業しております。淀屋橋や本町、天満でお修理をお考えの方は是非APPLEMAC大阪北浜店にお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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