大阪北浜 iPhone の修理についての心得
APPLEMAC大阪北浜店では iPhone だけではなく、ドローンや各社スマホやタブレット、デスクトップパソコンやノートパソコン、ゲーム機や電子タバコなど、多岐にわたる電子機器の修理を行なっています。多くの端末を修理していますので、毎日連続して同じ端末を修理する事はなかなかありませんが、それでもまれに連続して同じ機種の修理を続けて行うこともあります。
どのような機器でも修理を成功させる上で重要なことの一つが、作業する端末の内部の構造を事前に把握することであり、また進行形で今目で見ている情報、手で感じている情報を瞬時に把握理解する能力が必要になります。わからないまま、なんとなく、作業をする事はかなり危険であり破損させるリスクが高くなります。
何事にも誰にでも、初めて触る端末、初めて行う作業というものは絶対にありますが、それでも事前に画像や動画などでイメージしておく事ができるかできないかでも大きく変わってきます。例えば iPhone 11 のディスプレイ交換の経験者が、初めて iPhone 12 のディスプレイを交換する際に、 [ iPhone 11 やったことあるからできる] と特に考えもせずにディスプレイを左に開いて開けようとすると、ディスプレイのケーブルをブチッと千切ってしまうというトラブルが待っています。
しかし、 iPhone 11 シリーズと iPhone 12 では何か違うところがあるのか、調べて作業を行う人はそのようなトラブルに巻き込まれる事はありません。このケースだと、取り換えるディスプレイを事前に見るか、見る前に勢いだけで分解するかで、結果が変わります。
iPhone 5 から iPhone 6s シリーズまでは、下から上に起こしあげる方法でしたが、 iPhone 7 シリーズから本のページを開くように左から右に起こし上げるように変わりました。その方法は iPhone 11 シリーズまで変わりません。しかし、iPhone 12 シリーズからディスプレイを開ける向きが、右から左へ開ける方向に変わります。現状、 iPhone 13 シリーズ、 iPhone 14 シリーズとこのパターンになっています。
左開きから右開きに変化した原因を考えた時に、一つ気づく事が、バッテリーの配置が左から右に変わっているという事です。
iPhone 5 の頃から内部の配置は大きく分けて iPhone の左側にはバッテリー、バッテリー下側にバイブレーター、TapticEngine があり、右側には上からカメラ、マザーボード、スピーカーというのがおおよその配置でしたが、 iPhone 12 シリーズからの大きな変化は、カメラの巨大化です。そのカメラの巨大化により、マザーボードの配置を左に変更し、開いた右側のスペースでバッテリーを配置したという変更が、このディスプレイを開ける向きの変化につながっているのだと思います。
常に新しい情報を入手する事は、修理屋さんとしての自己防衛でもあり、未然にミスや破損を防ぐ手段であり、結果お客様に短期間で正しく修理を提供し喜んでいただく事に繋がっています。
どのような情報も共有して初めて価値が生まれるので、我々APPLEMAC大阪北浜店やAPPLEMAC神戸店では、常に新しく入手した情報やデータを同業者様や一般のお客様に様に公開する事を惜しみません。
結果として切磋琢磨しお互いが高め合える事で修理業をより良くしていきたいという思いです。
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