小さいこともいいところ MacBook 12inch A1534 バッテリー交換修理
同じ機能を持つアイテムが幾つかあるなら、より小さな方を選んでしまう、そんな方も意外と多いのではと思います。私もiPhoneなら【mini】モデルの一択でしたが。。。最近老眼が出てきたせいで、仕方なくminiシリーズは諦めてしまいました。
MacBookには、歴代、11インチ(11,6インチ)、12インチ、13インチ、14インチ、15インチ、16インチ、17インチが出ており、もちろんスペックによる選択はあると思いますが、普段使っているデスクやバッグに収まるか、というサイズ事情での選択もあると思います。
その中で薄くてコンパクトなら誰にも負けないのがこの、MacBook 12inch A1534 2015年モデルは、最新モデルではないものの、軽い、カバンに入れやすい、持ち運びしやすい、ライトな作業だったら全然こなせる、というメリットで今でも大切に使っておられる方も多く、お客様からのバッテリー交換のご依頼も多いモデルの一つです。
バックプレートを外し、中を見るとロジックボードがめっちゃちっちゃい。
ほとんどバッテリー。あとはトラックパッド。
そんな配置です。こんな小さな基板で動いてるんかぁ、このMacBook…って動画を見て思われた方も少なくないかもしれません。
他のMacBookに比べてもピカイチで小さなロジックボードを持つMacBook 12inch A1534ですが、小さいだけではなくとても繊細で少し複雑なつくりをしているせいで、3,4台MacBookを分解したことがあるという程度の経験者の人が、「俺(わたし)MacBook修理できるねん!」と舐めてかかると多分こわします。
そんなちょっとクセのある構造もコンパクトかつ軽量を生み出すためのApple様の苦労の結晶だと思えば、つくづく感心させられる部分もありつつ、常にあ、これはここにきをつけないといけないな、といった初心を忘れず慎重に作業を行う気持ちを持ち続けることに役立っていたりもします。
バッテリーは大小合計6つのセルからなるバックプレート1面を覆うサイズのものが貼り付けられています。
ほとんどのMacBookはバックプレートを弁当の蓋のようにあけて、バッテリーをどうこうするんですが、このMacBook 12inch A1534はその開けた蓋に全部ご飯がくっついていた、そんなイメージです。
また、キーボード裏側にあたる、ボディ側にはトラックパッド、コネクタ類や、スピーカーなどのパーツが配置されており、いくつかのフラットケーブルによりバックプレート側と接続されていますので、勢い余って[えいっ]と開いてしまうと、ぶちぶちぶちっと全てのケーブルをちぎってしまい絶望の中で両手がフリーズすることになるでしょう。
そっと開くにはクリップによる固定箇所を2箇所クリアしなければいけませんが、最小距離でクリップを外し、中を隙間から覗きながら開口すれば問題なく、分解することができるでしょう。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。