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iPhone X の Wi-Fi が繋がらないというトラブルでご来店いただいたこちらの端末ですが、元は1年ほど前に洗濯機に入れてしまって水没起動不可修理を行なったようで、そこから問題なく使えていたはずなのに、ある日気づいたら Wi-Fi が繋がらない、 Bluetooth の Air Pods などの接続もうまくいかなかったりすると言うご相談で、お預かりさせて頂きました。

アンテナケーブルを物理的に交換して復旧する故障であれば、 iPhone X の場合は9,720円にて行なっております。1時間もかからない作業なのでお気軽にご依頼くださいませ。しかし、アンテナケーブルの問題ではない場合、基板を取り出し修理する必要があります。

iPhone X 以降のモデルは基板が省スペース化のため2枚重ねになっています。お修理に携わる方はご存知だと思います。それまで1枚の板の上に並んでいた小さな小さなICチップやコンデンサーたちが、 iPhone X 以降のモデルですと、二階建ての基板になる事によって、巨大化しているアウトカメラや、バッテリーなどに必要なスペースをなんとか絞り出している、そんなイメージです。

ディスプレイやアウトカメラ、ドックコネクターフレックスケーブルなどのコネクターが刺さるメス側端子、FPCコネクターが集約されている方の基板をロジックボードと言いますが、このロジックボードとその下の、二階建ての一階部分のマザーボードを縦に接続しているブロック塀のような部分が、ダブルスタックボードと言います。ロジックボードの裏側や、マザーボード内部のICチップにアクセスする為にはロジックボードを取り外す必要があります。

この2枚重ねのロジックボードとマザーボードを熱により分離させなければ、 Wi-Fi IC チップを交換したりする事ができないので、このような作業が必要となります。アンテナケーブルを交換するのとは用意が必要な機材もテーブルの面積も変わってきます。

ロジックボードを取り外す為には、Mijing CH5 というウェルディングプラットフォーム(加熱する溶接台座)を使用しますが、簡単にいうと、マザーボードの形状専用のホットプレートの様な物です。これを使用する事により、適才な温度設定でロジックボードを外したり、また再溶接する事が簡単になります。簡単と言ってもロジックボードやマザーボードはとても薄く縦長の形状をしており変形、歪みやすいためとても扱いが慎重でなければなりません。加熱したマザーボードの上で、ハンダが溶けたタイミングを見極めて精密ピンセットなどでパカッと蓋を開ける様に取り外すのですが、持ち上げる時に少しでも力を入れすぎたり、まだ接着された状態の時にパカッと持ち上げようとしたりすると簡単にロジックボードが反り返ってしまうわけです。

このように、充てなければならない作業時間や機材、部品の価格も変わってきますので、アンテナケーブルの交換で直る場合は、9,720円、基板修理にて直る場合は、15,000円〜と価格も変わります。

大阪淀屋橋 iPhone X Wi-Fi が突然接続できなくなった修理

今回のケースではラッキーというべきか、アンテナパーツのコネクタ端子部分、ちょうど細くなっている部分が断線しかかっていたために起きたトラブルだという事がわかりました。

大阪淀屋橋 iPhone X Wi-Fi が突然接続できなくなった修理

パーツの物理破損が原因の場合は、目視での故障探求が早くスムーズなので、お客様にお返しするまでの時間が短く済むものが多いです。基板内部の調査が必要な場合は、完全にそこの修理が必要と分かっている場合と、目星をつけて調査のために作業を始める場合と、大きく2パターンあります。残念ながら目星をつけた部分が間違っていた場合は、故障原因の発見までの時間がより多くかかってしまったり、必要な部品、作業を判断するための時間も多くなってしまうため、お客様にお返しできるまでの時間が長くなってしまうのも事実です。

このように、タイトルの[Wi-Fiが繋がらなくなった]という一つの症状でも、お修理にかかる料金が倍になったり、時間も大きく変わってしまう事もありますので、お修理をご検討いただく場合は是非、事前に納期や見積もりについて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

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