営業日報

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APPLEMAC神戸店には現在、とても将来有望な若者が研修に来ています。周りも刺激されながら自身も新しい事に触れチャレンジし失敗しぶつかっているのだろうと想像し、APPLEMAC大阪北浜店には現在私一人ですが、少し離れたとこからですがとても感化されています。

私はここに来る前には7年ほど〔部品交換屋さん〕で勤めていた事もあり、頭が固く、知識の幅も狭く、固定概念や先入観、部品の付け替えしかできないというロボットの様な自分の仕事ぶりに悩み落ち込んだ事もありました。

もっと柔軟に、挑戦的に、貪欲な姿勢で責任を持って取り組んでいこうと改めて感じる機会を与えてくれた事に陰ながら感謝の気持ちを送っております。

WACOM Cintiq Companion 2 のバッテリー交換をご依頼頂きましたが、情報と知識しかない状態で、実際には初めて触れる端末でした。もちろん事前に予習を行い慎重に作業をしましたが、やはり実際に手を触れて直接脳に情報を送る事で学べることは大変多いものでした。

まずシリコンゴム製のカバー、こちらは本来デスクなどに置いて Wacom Cintiq Companion 2 を使用する際に四方にあるゴム足としてデスクに安定するための部分として役立っている場所ですが、このシリコンゴムの奥にタブレットの表面と裏面を固定しているネジが全て隠されているデザインになっているため、分解修理を行う際はまずこのシリコンゴムを取り除く事が最初の目標となりました。

粘着性の高い広範囲の両面テープによりアルミのボディと固定されているため、ヒートガンを用いて熱により両面テープを軟化させ、ミネシマヘラの様な薄く硬いヘラを滑り込ませて両面テープを切り離して行きながら、シリコンゴムのカバーを取り除くのですが、プラスチックや金属の様に硬い素材ではないので、ミネシマヘラの力の加え方を間違えると、シリコンゴム自体が裂けてしまったり千切れたりしてしまいます。ヒートガンで温めるときにシリコンゴムの強度を意識しながらも両面テープを切り離せるギリギリの力加減で、どんどんカバーをアルミボディから切り離して行きます。

このシリコンゴムのカバーはただ貼り付けられているだけでは無く、長辺に4箇所、左右短い変に2箇所ほどの爪があり、その爪によってアルミボディの窪みとしっかり噛み合わさり、両面テープの粘着性と合わせてしっかり本体と密着する様に設計されています。ミネシマヘラをむやみやたらにスライドさせながら両面テープを切り離す事ばかりを頭でイメージしているとこの爪にミネシマヘラがぶつかり、スライドができなくなり無理やりスライドさせようとすると爪を破損させてしまう結果になるので注意が必要だという事もわかりました。

大きなシリコンゴムのカバーを外すと、銀色の本体固定用のネジが6本と、黒い小さな内部の固定用のネジが4本、合計10本のネジがあるので全て外して行きます。対角の2隅に小さなシリコンゴムのカバーがあるので、そちらも同様の手順で外して行きます。こちらには、ネジがそれぞれ一つずつ、隠されています。

必要なネジを全て外すと、本体とディスプレイ側を分離させる事ができるのですが、全体が小さな爪で綺麗に噛み合っているので、壊さない様に慎重にミネシマヘラで起こしながらパカッと分離させていくと、見事にバッテリーがど真ん中に配置されているのがすぐにわかります。

バッテリーは金属のプレートに貼り付けられており、6箇所の黒いネジで固定されています。両面テープなどの接着ではないので比較的脱着は簡単で、新しいバッテリーを載せてネジを閉めれば完了です。

本体を元に戻していくのは今までの手順を逆に行なっていけば良いのですが、一生懸命外したシリコンゴムのカバーを全て新しいテープと接着剤で綺麗に固定すれば完了です。

メーカーでは廃盤になっていたり、メーカーのサポートが終了していたり、保証が切れていたり。ユーザー様からすればどうしたら良いのかわからない、捨てるしかないのかと思う様な端末でもAPPLEMAC大阪北浜店やAPPLEMAC神戸店では多くの経験とデータ、知識、パーツの在庫により修理対応しているものもたくさんあります。あきらめる前に一度ご相談くださいませ。

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