APPLEMAC大阪北浜店やAPPLEMAC神戸店では Apple Watch のお修理も多数ご依頼いただいており、ご依頼を頂いているお客様はご存知の通り、修理内容によっては１ヶ月前後お待たせしてしまう事もございます。

お待たせしてしまっている事に関しましては、大変申し訳ない気持ちももちろんあり、それでもそれぞれのお客様の端末を丁寧にしっかり作業し、適当に［無理でした］と答えを出してしまいたく無いためにかかってしまう時間もありご理解ご納得の上お修理のご依頼をいただけますと幸いでございます。

当店のホームページをご覧いただけましたらすぐに分かりますが、APPLEMAC大阪北浜店やAPPLEMAC神戸店では、 Apple Watch の画面修理の内容には2段階ございます。

Apple Watch 修理料金表

こちらが Apple Watch のプライスリストです。

画面に関する料金に関しては、【ガラス割れ修理】と【LCD液晶】という2パターンが明記されているのがわかると思います。およそ１万円や高額なものだと４万円ほど価格差がありますが、自分の Apple Watch の画面が割れたり液晶にトラブルがあった際は、価格表を見て発生するであろう料金をイメージしてからご依頼の手続きに移られたり、来店いただいたりすると思います。

自分の場合は、この安い方かな、と思って来店いただいたりメールやLINEでご連絡を頂いた時に、高い方の額の案内をされると驚かれたり理由が気になったりすると思います。

こちらの動画は、 Apple Watch のガラス割れの修理をご依頼いただき、 Apple Watch 本体から取り外したディスプレイを、加熱と吸着を同時に行う装置の上に起き、温めつつガラスと LCDディスプレイを剥がして分離させる作業を行なっています。

割れてしまっても LCDディスプレイに液漏れや損傷が無ければ再利用する事が理屈上可能です。理屈上可能と記載したのは、理屈上可能でも、物理的に不可能な場合もあるためです。ガラスを LCDディスプレイを剥がして分離させる作業を行う時は、加熱して LCDディスプレイとガラスを接着している粘り気の強い透明な接着剤を熱で柔らかくしながら専用のとても細い針金のような糸を用いて切り離していくのですが、その分離作業を行う際に、ガラスの割れ方によってはLCDディスプレイに傷をつけてしまったり損傷させてしまう可能性が一部存在します。

そのような LCDディスプレイを無傷な状態で剥がせるガラス割れか、そうで無いガラス割れかは100%では見分けがつきません。実際に剥がす作業を試してみないと、答えが出せないので、全てのガラス割れのディスプレイはこの LCDディスプレイをガラスから剥がす作業を行うのですが、その作業を行う Apple Watch の台数がかなり多いため、順番に作業する上での日数がどうしても必要になり、納期がホームページでは〔30日〕と記載させて頂いております。

実際には、それより短い日数で納品ができる場合ももちろんありますし、それより長くお待たせしてしまうお客様ももちろんおられます。その都度状況に応じて作業の流れや台数も流動しておりますので、そのように目安として30日と設定させて頂いております。

では、【ガラス割れ修理】より割高な、【LCD液晶】の納期はなぜ、［10日］とあるのか、という疑問が生まれると思います。こちらは、ガラスとLCDディスプレイを剥がす作業の工程がありません。その作業を経ずに、お客様の Apple Watch から割れてしまったディスプレイを取り外し、その本体に、割れていない新品のディスプレイ、または同等のディスプレイを取り付け、完了する作業工程になるので、納期がその分短くて済みます。

新品のパーツとして業者から仕入れたディスプレイを用いる事もあれば、アクティベーションロックや起動不良などで下取り、買取させて頂いた端末からパーツ取りとして傷のないディスプレイを再生利用する事もありますが、とても雑な説明をすると、 〔Apple Watch の画面を外して、画面をつける〕という作業で完結するので、その分作業工程が少なくかかる時間も大幅に減るので納期が短いわけです。

価格に関しての疑問はまだ完全には解決していないかもしれません。
価格に関してもこの2つの作業工程には大きな違いがあり、【ガラス割れ修理】の場合は、お客様の Apple Watch から LCDディスプレイを再生利用し、こちらで用意するパーツは、ガラスのみ、ですので、作業時間はかかりますが、料金が比較的安く設定されています。
【LCD液晶】のお修理の場合は、お客様の Apple Watch に、こちらで用意した〔 LCDディスプレイとガラスがくっついた状態の新品または同等の画面パーツ〕を取り付けますので、パーツの価格も大きく変わります。

この差で Apple Watch のガラス割れやディスプレイ関係のお修理には2段階の価格設定があるという事がご理解頂けたと思います。

視点を変えると、ガラス割れ修理でご依頼いただく時に、料金よりも時間を優先したいというお客様には、最初から【LCD液晶】の価格をご案内し、短期間で納品する事が可能です。
逆に、ガラスがかなり粉々になっており、おそらくはLCDディスプレイの再生利用は難しいなと我々が判断する状態でも、時間はかかってもいいから【ガラス割れ修理】の工程・価格でご依頼を頂ければ、なんとか LCDディスプレイを再生利用できないか、尽力します。もしラッキーな事に LCDディスプレイが再生利用できた場合はかなりのお得ですよね！

修理の内容やご希望によって作業方法や使用パーツ、アプローチ方法を変えながら最善な方法を見つけて行きますので、どのような事でもお気軽にご相談くださいませ。