営業日報

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WACOM MobileStudio Pro DTH-W1320 の ICチップが2箇所焼損、破裂しており、そちらの ICチップの交換用在庫が到着しましたので、早速作業に取り掛からせて頂きました。 ICチップの交換後に再度組み立て、動作を確認し問題が無いかチェックした上でお客様にご連絡する流れとなります。

ICチップの交換を行う時はヒートガンによって300度や400度になる高温の風を当て、ハンダゴテなどの直接的な加熱ではなく、部分的に全体を加熱する事で複数ある溶接箇所を同時に溶かし取り外す事ができます。

APPLEMAC大阪北浜店では SUGON 8610DX を用いて作業を行いますが、温度、風量共に適切な設定をしなければ ICチップ自体や周辺の部品を傷めてしまうことになり兼ねませんので注意が必要であり、経験と知識が必要になります。

ICチップの下の部分が真っ黒に焦げたような色になっており、ヒートガンにて ICチップの取り外しはできましたが、ICチップが焼損した際に電極端子が1つ、ICチップから剥がれる状態で破損しており、基板側のボンディングパッド、溶接接点に焼きついている状態でした。

ICチップをピンセットで取り外した際には、足だけ基板に残ってしまった、というイメージです。

大阪梅田 WACOM MobileStudio Pro DTH-W1320 ICチップ焼損交換修理

今回交換する、もう一つのICチップは、ほぼ正方形に近い四角形ですが、真っ二つに亀裂が入り、そちらもかなり困難な状態でした。焼損したり、破裂したりするには何らかの原因があります。今回の交換により正常に起動ができればすぐに納品可能のご連絡ができますのでしっかり作業を進めていきたいところです。

メーカー純正の状態だとハンダの融点が高いものが使われている事が多いため、かなりの高温での作業になりますが、APPLEMAC大阪北浜店やAPPLEMAC神戸店で修理の際に使用しているハンダはそれと比べるとかなり底融点のものを使用していますので、取り外す工程より、取り付ける工程の方がヒートガンの設定温度も低く短時間で溶接する事が可能になります。

iPHone だとiPhone XS 以降のバッテリー交換の際に、エラ〜メッセージを回避するための BMS ボード交換という作業がありますが、このBMS ボードを溶接するためのハンダや、MacBook のディスプレイが表示しない、角度で言えば30度程画面を開いたら表示するが、45度以上画面を開いたら表示しなくなる、といった症状の際に修理作業として行うジャンピングワイヤーを行う際のハンダなど、あらゆる種類のハンダがありますが、用途や作業に応じて適切なものを使用できるように揃えています。

MacBook のジャンピングワイヤーの作業も本日行いましたが、まだまだ時間がかかってしまうため、もっともっと数をこなしより短時間でより正確に行えるように努力しているところです。

iPhone や iPad はとても頻繁に作業依頼がありますが、IC チップ交換や、ジャンピングワイヤーの作業はまだまだ APPLEMAC大阪北浜店ではお修理のご依頼が少ないので、その分作業回数は少ないですが、休日や営業終了後に反復練習を行う事で作業技術の向上を図っています。

来店対応によりその場で行う作業もあれば、お預かりであったり、郵送修理などで時間を合間に作りながら行う性質の作業もございますので、全てお客様からご依頼を頂いた順番に作業を完了し納品する事ができるわけではありません。お待たせしてしまい、LINEやメール、お電話などで作業状況のご確認を頂く事もあります。

1台1台、修理内容は異なりますので、性質や時間、作業の流れや必要な部品など、あらゆる要素をその場で判断し、大まかな納期はお伝えしておりますが、お伝えしている納期から外れてしまうこともありますので、全てのお客様に確実な納期をお役する事はできません。

しかしながら全てのお客様に、修理を完了した端末をお返ししたいという、結果を出す気持ちで全てのスタッフは取り組んでおりますので、ご理解いただき納品を楽しみにお待ち頂ければ幸いです。

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