大阪難波 Surface Pro 5 1796 充電ができないのは充電口の故障か充電器の故障か検証修理
こちらの画像右側にある、赤い配線と白い配線とたくさんの緑の配線が密集している部分、Surface Pro 5 のチャージャー充電口がおかしい!という不具合でお持ちいただいたお修理を行いましたが、元々ディスプレイが割れてしまっており、ひび割れが一切なくても割れる危険性の高い Surface Pro 5 も含む、Surface のシリーズは、内部の調査・修理のためにディスプレイを取り外す上で、すでに割れやヒビが確認できる時には[ディスプレイの交換]も併せてご案内をさせて頂いております。
ディスプレイにベゼルがなく、強度も弱くて薄いので取り外しにはかなりの技術が必要で熟練したエンジニアでも割ってしまうこともあると思います。
ガラスの薄さや強度と、ディスプレイを本体と接着しているテープの接着力のバランスが悪く、かなり取り外すのに力が必要になるため割らずにディスプレイを取り外すだけでも一苦労な部類に入りますので少し長めにお修理のお時間を頂く事もございます。
チャージがされない、本体の充電口にかちゃかちゃと異音が鳴る気がする、という事でご依頼頂きましたので、ディスプレイを取り外し、充電口、専用コネクターの端子部分を確認したところ、特に異常はなく、カチャカチャ鳴っていた音もマグネットが規定の範囲内で動く際に発生する音でした。
となると、専用コネクターのカチャカチャ音は置いておいても良さそうなので、導通確認などが必要になりますが、その前にチャージャーの電力が正常に供給されているかをテスターで確認して見たところ、なんと 0,1v も来ていない。リコールも出ていたこともあるこの充電器の不具合も確認するべきなので要調査というところで現在パーツ手配中でございます。
修理のご意向、お客様のご依頼内容と実際の修理が必要な故障箇所、故障内容には相違があることもあります。スマートフォンやスマートウォッチのガラスが割れてしまった!またバッテリーの減りが早くなってきたので交換したい!などの比較的直接的なご依頼内容の場合は相違がないことがほとんどですが、充電できない、操作ができない、起動しない、などの不具合の場合は、その不具合の原因が一つじゃないということが多くあるため、様々な角度で調査する目や、それぞれの端末に応じてどの様な故障例が多い、弱い部分がある、などの知識や経験が故障探求、成果までのスピードに関わってくるため、ありとあらゆる端末やメーカー、モデル毎の知識を増やし、また経験を続けることで多くの経験値を実践に取り入れていく技術が求められます。
お仕事でも、ご自宅でも、スタンドが元々ついているので立てかけて、しかもフロントカメラが立派に搭載されているので顔認証もでき、オンラインミーティング等にも便利な端末ですので、あちこち持ち運びがメインでの使用というユーザー様も多いと思いますが、その分、電源、充電ができる環境ではない場所での使用を想定しておりますので、バッテリー自体のもちや、ましてや充電口の接触が悪いなんてトラブルは致命的だと思います。
今回のケースは検証の結果、充電口には不具合がなく、お客様が使用されていたチャージャー側、充電器自体に不具合があることが判明しました。ネットで検索したことがある方はご存知だとは思いますが、トラブルが比較的多いのも事実な様ですね。ケーブルが独自の形状をしており、耐久性に少し難がある可能性もあります。
その一方、社外品のラインナップもいくつかある様なので、コンセントタイプの代わりに、USB-cタイプのものなど、環境やデスク周りの配線設備に合わせてアレンジしていくこともできるので、この様なトラブルのために、1本や2本の予備があるのも安心かもしれません。
ガラスが割れていた部分は、格安のお値打ち品が当店の在庫にありましたのでそちらで交換対応させて頂き割れも綺麗に直りましたので長く大切に使っていただけると思います。
Wacom や Surface など、タブレットの修理の実績も多数ございますので、お困りの端末がございましたらぜひお気軽に、APPLEMAC大阪北浜店やAPPLEMAC神戸店にお問い合わせくださいませ。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。